プロトタイプ・マナ 制御不能

プロトタイプ・マナ 制御不能 [DVD]

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映画『プロトタイプ・マナ 制御不能』予告編

コレのサンプルを見てました。

原題は'Ctrl Alt Delete'。コレが初長編というよく知らない監督が撮ったSFスリラーです。役者も同様で、海外ドラマでよく見るエイミー・アキノが辛うじて知ってるレベルという布陣。

IT企業チューリー社に最新鋭の自動ネットワーク管理システム、通称“MANA”が納品された夜。企業テロリストがチューリー社に侵入、サーバールームに足を踏み入れる。運悪くMANAを設置していた職員二人が人質になるが、そのうちの一人が捕まる直前にMANAを起動させて…。

動き出したMANAの指示でサーバールームは施錠され、テロリストは人質もろとも脱出不可能に。そして、MANAの“攻撃”はコレで終わりではなかった…という、密室スリラーとAI暴走系SFが合体した内容、なんですが…。

まあ、コレがヒドい内容。それもその筈、まずIT企業がどのレベルの会社で何をやってるのかも、企業テロリストが何の目的で侵入したかも、まるで説明出来てないから、その後の展開に全くリアリティが生まれない。

そして、細々した部分も相当。何故有毒ガスの噴霧器がサーバールームにあるのかワケわかんないし、ガスでやられた者を助けようとして窓ガラスを割って…って、まだガスが残ってるだろ!とか、今時コンピューターが人間を物理攻撃、それもチップを吐き出してぶっ刺す!なんて描写をする映画があるなんて…。

他にも何だコレ?なシーンが続出する作品。役者の見た目は思ったよりは悪くなかったのになあ。