ガーディアン・エンジェル 洗脳捜査X

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8/2レンタルリリース シネマファスト


The Guardian Angel (2018) TEASER - Pilou Asbæk, Josh Lucas, Rade Serbedzija

原題も'The Guardian Angel'。何だかおどろおどろしいオカルトスリラーかホラーアクションみたいな邦題とジャケですが、実際は原作小説は無いものの実話を基にした北欧ミステリーです(セリフは英語)。WOWOWでは「ガーディアン 偽りの守護天使」という別題で放映済み。主演はハリウッドでも活躍しているピルー・アスベック。ジョシュ・ルーカスラデ・シェルベッジアに、「ストリート・レーサー ファイナル・バトル」のサイロンメルヴィル、「ニンフ/妖精たちの誘惑」のサラ・スーリエが共演という中々の充実キャスト。監督・脚本のアルト・ハロネンはドキュメンタリー映画を中心に撮ってきたフィンランド人。

1951年、コペンハーゲン。逮捕された二人組の銀行強盗の片割れ、パーレは戦時中にナチスに協力していた罪で服役していた男だった。捜査を担当するアンダースが彼の自宅に踏み込んだものの盗んだはずの金は無く、誇大妄想の様な計画書の山があるばかり。やがて、パーレが服役中に同房だった、東洋医学に精通しているニールセンという男に心酔していた事がわかるが…。

ニールセンがパーレに行っていたのは催眠術か、洗脳か?! 老精神科医も捜査に加わって謎の究明が続く一方、ニールセンは書店で働くアンダースの妻に近づいていって…という展開。

で、見ていて何ともモヤモヤする作品でした。題材は興味深いし、シンメトリー等の構図で不安感を煽るのも良い。でも、ずーっとそんな調子でハッとなる瞬間がないというか。

考えたら、真相らしきモノが見えるのが、捜査や自白によるものじゃなく、回想からだからではないかと。あと、どう見ても怪しい筈のニールセンに、何時まで経っても奥さんが会うのを止めないトコとか。

それと、今回の邦題がネタバレになってるのは…とは思いました。
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