フェルディナンド


『フェルディナンド』先行デジタル配信中/6.5ブルーレイ&DVDリリース

コレのサンプルを見てました。

原題も'Ferdinand'。1938年にディズニーが「牡牛のフェルディナンド」として短編アニメ化した、マンリー・ローフの名作絵本『はなのすきなうし』を、「アイス・エイジ」シリーズや「ブルー」シリーズのカルロス・サルダーニャが長編アニメ映画化、今年のアカデミー賞にもノミネートされた作品です。主人公のフェルディナンドの声を担当するのはジョン・シナ。他にケイト・マッキノンボビー・カナヴェイルに、何故かペイトン・マニングまで声優として参加しています(今回見たサンプル版は日本語吹替版でしたが)。脚本には「ベイマックス」のロバート・L・ベアードが。

闘牛用として産まれながら、戦うよりも花の方が好きな子牛のフェルディナンド。ある日、ひょんな事から牧場を脱走したフェルディナンドは、ニーナという少女がいる花農家に拾われ、大事に育てられる。そして、人一倍、いや牛二倍は大きくなったフェルディナンドだったが、花祭りの会場で蜂に刺されて大暴れ。警察に捕まり、送られた先は何と生まれ故郷の牧場だった!

同じ様に大人に成長していたかつての仲間たち。彼らが夢見る闘牛場が、役立たずと烙印を押されて送られる精肉処理場と変わらない事を知ったフェルディナンドは脱走を決意して…という流れ。

要は、人間(牛だけど)見た目じゃないよ、あるがままに生きる権利があるんだよという、原作にもあったテーマがより強調された内容。原作は発行当時、反ファシズムの象徴になった本であるし、今映画化するのも納得のお話です。

他にも、こんな話なのに何故かカーチェイスや列車アクションまでアリ。軽く見るには十分な内容でしょう。

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

「牡牛のフェルディナンド」を収録してますがプレ値がついてるなあ。