マッスル踊る稲妻 - ながら見日記・外伝

出版社/メーカー: アメイジング D.C.
発売日: 2019/02/02
メディア: DVD
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コレのサンプルを見てました。レンタル版は1/23の先行リリースです。

原題は'i'。インド映画界屈指のヒットメーカー、シャンカールが「ロボット」とその待望の続編'2.0'の間に撮っていた*1娯楽大作です。主演は「神さまがくれた娘」のヴィクラム。相手役は「スーパーガール」にシーズン３から準レギュラーで出演しているイギリス出身のエイミー・ジャクソン。音楽はもちろん“世界の”A・R・ラフマーンです。

結婚式直前の花嫁を、その見るもおぞましい醜い顔を深いフードで隠した男が拉致！列車に乗って逃走し、不気味な廃墟に監禁してしまう。

一方、所変わって、南インドの貧民街に暮らすボディビルダーのリンゲーサンは、CMで活躍中の美人モデル、ディヤーに夢中。ひょんな事から知り合った二人。その頃、相手役を務めるモデルのジョーからの執拗なセクハラに悩まされていたディヤーは、次のCMのパートナーにリンゲーサンを指名。中国ロケに連れ出し、撮影に臨むうちに、二人の間に本当の恋が芽生えて…。

かなり凄惨な復讐劇が展開するスリラーと、インド映画ならではの極彩色の映像美とミュージカルシーンの中で描かれる主人公のサクセスストーリーと恋の行方。こんな対象的なパートが交錯しながら進んでいく作り。まあ、この二つがどう繋がっていくかはすぐに察しはつくんですが。

で、さすがはシャンカールと思ったのは、そういう派手でわかりやすい部分だけでなく、それらの繋ぎ方だったり、おそらくわざと汗クサさも感じさせる野暮ったい作りに仕上げてある主人公の地元を舞台にした序盤戦や、カリスマメイクアーティストのオズマ姐さんとのイチャイチャシーンといった、ちょっと気の抜けたパートの確かな楽しさ。

難を挙げるなら、またしても三時間を超える尺のせいで、スリラーパートが主になる終盤は見る方が疲れてしまって、ちょっと飽き気味になりそうに…なトコくらいかな。

ま、音楽とエイミー・ジャクソンの美貌は文句無しに素晴らしかったから全然OKなんですが。
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