ミッシング・レポート

ミッシング・レポート [DVD]

ミッシング・レポート [DVD]


4.2『ミッシング・レポート』DVDリリース!

コレのサンプルを見てました。

原題は'Spinning Man'。ジョージ・ハラの『悩み多き哲学者の災難』を、ガイ・ピアースピアース・ブロスナンの主演で映画化したミステリー映画です。共演もミニー・ドライヴァー、クラーク・グレッグに、若手もアレクサンドラ・シップ、オデイア・ラッシュという充実のキャスト。監督はスウェーデン出身のよく知らない人ですが、脚本を「ザ・クリーナー」と「リメンバー・ミー」と本作というワケのわからんキャリアのマシュー・オルドリッチが担当しています。

小さな町の大学で哲学を教えるエヴァン。妻子と平凡ながら幸せな日々を送っていたのだが、数日前に女子高生が失踪した現場の近くで彼の車の目撃情報が出て、警察から容疑者としてマークされ始めて…。

で、捜査が進むに連れて明らかになる主人公の真の顔!?みたいな定番の展開。

教授がガイ・ピアース、追う刑事がピアース・ブロスナンという配役で、その他も前述の通りに充実しているから、ダラっと見てる分には面白げなミステリーが展開してる気もするんですが…。

主人公が真犯人にせよ、ミスリードを誘う目的にせよ、観客が嫌疑を抱くようなシーンを入れていくのはわかるんですが、容疑者になる前から若いネエちゃんを見ただけでエロい妄想をしたり、警察に尋問されると被害者(オデイア・ラッシュ)が逃げる姿をフラッシュバックしたりするのはやり過ぎだろうと。

それと、ガイ・ピアースもブロスナンも割りと軽めな演技を続けている事もあってか、話が進んでも余り盛り上がってる様に映らないのも難点。

もちろん、最後まで見れば“ああ、そういう事ね”となるんだけど、でも、だからって面白いかったかと聞かれても…な作品でした。

悩み多き哲学者の災難 (ハヤカワ文庫 NV)

悩み多き哲学者の災難 (ハヤカワ文庫 NV)

mash1966.hatenadiary.com