ホテル・エルロワイヤル


『ホテル・エルロワイヤル』3.6[デジタルロードショー]スタート

コレのサンプルを見てました。

原題は'Bad Times at the El Royale'。「キャビン」のドリュー・ゴダードの監督・脚本で贈る犯罪群像劇です。キャストはジェフ・ブリッジスダコタ・ジョンソンジョン・ハムクリス・ヘムズワーストニー賞女優のシンシア・エリヴォ。「パシフィック・リム:アップライジング」でデビューしたケイリー・スピーニーも出演していて、グザヴィエ・ドランもチョロっと出て来るという豪華ラインナップ。

1969年。カリフォルニア州ネバダ州の州境に建つ豪華なモーテル、エルロワイヤルに様々な客が訪れる。家電セールスマンのサリヴァン、老神父のフリン、歌手の卵のダーリン、そしてヒッピー娘のエミリー。ベルボーイのマイルズによってそれぞれの部屋に通された客たちだったが、皆怪しげな行動を取って…。

まず、セールスマンのサリヴァンの正体はFBIの捜査官。部屋から無数の盗聴器を探し出した彼が更に探ると、各部屋をマジックミラーで覗き見る隠し通路が! そこから、床を剥がして掘り起こす神父、歌い出す歌手、何とヒッピー娘は少女を誘拐!監禁!?という展開です。

で、予告編を見た段階では、こんな豪華キャスト且つそれぞれに振られた個性的過ぎるキャラクターたちが、一体どんな風に絡み合い、めくるめく大パノラマ奇譚を展開するのかとワクワクドキドキ、期待していたんですが、コレが中々エンジンが温まってくれない…。

まあ、「キャビン」も本格的に転がりだすのはヘムズワースが退場してからでしたが、コレはそれ以上で、しかも当初予想したような雰囲気になりそうになるのは、今度はヘムズワース演じるカルト集団のグルがフラフラと登場してから! 残り45分! 遅過ぎ!!

ただ、役者はもちろん、映像や音楽(特にシンシア・エリヴォの歌声!)の使い方はさすがの完成度なので、見ていて面白くはあるんですけどね。というか、普通の犯罪映画だと思えばよく出来てる方ではある。

こんな感じなので、綺羅びやか過ぎるジャケを見て余り身構えず、気楽にご覧になったら良いと思う作品でした。

Bad Times At The El Royale (Original Motion Picture Soundtrack)

Bad Times At The El Royale (Original Motion Picture Soundtrack)

Hush (1998 Remix)

Hush (1998 Remix)

  • ディープ・パープル
  • ロック
  • ¥150