不良探偵ジャック・アイリッシュ 死者からの依頼
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2015/05/02
- メディア: DVD
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Jack Irish Trailer
コレのサンプルを見てました。
原題は'Jack Irish: Bad Debts'。ピーター・テンプルの処女作である日本未翻訳の探偵小説シリーズの第一作を、ガイ・ピアース主演で映像化したノワールミステリーです。他のキャスト、スタッフは余り馴染みの無い人たち。
逆恨みした依頼人に妻を殺されたショックで弁護士を辞め、今は仕事よりも競馬と酒を優先する探偵稼業に身をやつしているジャック・アイリッシュ。そんな彼の留守番電話に、十年前に担当したひき逃げ犯の男から必死の電話が残されていた。気になり、事件の事を調査し始めるジャック。だが、その矢先に男が警官から射殺されたとの報せが…。
ひき逃げ事件の被害者は環境保護活動家の女性。主人公が再調査を始めると、その先には巨悪の影が…という、探偵小説なら定番の展開です。
事件を追ううちにイイ女と出逢ったりして、その辺も判りやすい流れ。本作では活かし切れてない気はしますが、主人公が探偵業の傍ら頑固親父の家具職人に弟子入りしてたり、行きつけのバーでは爺様たちが数十年前のオーストラリアンフットボールの試合をビデオテープで繰り返して見てたりと、原作モノらしい膨らみがあるのも嬉しい。競馬のシーンの使い方も悪くない。
残念なのは、TVムービーだから仕方ないのか、巨悪のはずの敵の描写にスケール感や危険な匂いが不足気味なところかな。あと、ガイ・ピアースがハンサム過ぎて、“不良探偵”というにはスマート過ぎる気はしました。
と言いつつも、探偵モノとしてはハズしてない作りで悪くない出来だと思います。既に続編も二本作られてるようなので、そちらも早く見たいな。
※オープニング曲- 作者: ピーターテンプル,土屋晃
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