あるメイドの密かな欲望

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9/2レンタルリリース ミッドシップ


『あるメイドの密かな欲望』プロモ

コレのサンプルを見てました。

原題は'Journal d'une femme de chambre'。かつてはルノワールブニュエルも手掛けた、オクターヴ・ミルボーの『小間使の日記』の映画化に、監督/ブノア・ジャコー&主演/レア・セドゥの「マリー・アントワネットに別れをつげて」コンビが挑んだ作品です。既にWOWOWで先行放映済で、レンタル版はその時と同じタイトルでのリリース予定ですが、セル版は「小間使いの日記」と改題されるみたい。

十九世紀。パリの斡旋所の紹介で、地方のとある夫婦の屋敷に住み込みで働く事になったセレスティーヌ。だが、初日から彼女を好色な目でジロジロと見る主人、傲慢にこき使うその妻、そして不気味につきまとう使用人のジョゼフたちの態度に、嫌気が差して…。

もう放映済の作品なのでぶっちゃけると、『小間使の日記』をレア・セドゥで映画化する意図はまあわかる。しかし、結局それ以上のモノにはなってない凡作だなあ…という印象です。

社会的なテーマへのツッコミもヌルかったりと、今作るんであればいくらでも刺激的に出来る面子が揃ってるはずなんだけどなあ。

面白かったのは、序盤、明子姉ちゃんや古葉監督ばりに、扉の陰から顔を半分だけ覗かせてレア・セドゥを凝視する、ジョゼフ役のヴァンサン・ランドンの眼力くらいなモンでしたw。

小間使の日記〈上,下巻〉 (1952年) (新潮文庫〈第383,384〉)

小間使の日記〈上,下巻〉 (1952年) (新潮文庫〈第383,384〉)

小間使の日記 [DVD]

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小間使の日記(1963) [DVD]

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