ながら見日記・外伝

こっちはエログロ抜きで。

男ゴコロはマンガ模様

コレのサンプルを見てました。

原題は'People Places Things'。「さよなら。いつかわかること」「ハートボール(プリティ・フープ)」のジェームズ・C・ストラウスの監督・脚本によるコメディドラマです。主演は「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」のニュージーランド人、ジェマイン・クレメント。“絶叫計画”シリーズのレジーナ・ホールや、映画やTVシリーズの脇役でちらほら見かける俳優さんたちが共演です。

ニューヨーク。よりによって、双子の娘たちの誕生パーティの最中に隠れてヤッていた妻の浮気現場を目撃、しかも何故か彼女の方から別れを切り出されたマンガ家のウィル。それから一年後、妻から再婚話を打ち明けられ、更に落ち込んでしまう。友だちのいないウィルは、教鞭を執る美術学校の生徒たちに愚痴り始めて…。

主人公はマンガ家といっても、いわゆる“アメコミ”じゃなくて、グラフィックノベルの作家。そんな彼とその周囲の人々のアレコレを、派手な演出に頼らず描いていく、いかにもニューヨークを舞台にした初期ウディ・アレン的な作品でした。

とにかく、登場人物は皆チャーミングだし、マンガ家が主人公の作品らしく、街の風景の切り取り方や室内の装飾も鮮やか。テンポも軽やかで、見ていて非常に気持ちが良い。

逆に、全ての趣味が良過ぎて少々ハナにつく感も。だって、主人公の職場はスクール・オブ・ビジュアル・アーツ、彼とイイ雰囲気になるレジーナ・ホールはコロンビア大で米文学を教えていて、双子の娘ちゃんたち(彼女たちがまたカワイイの!)はチェロを習ってたりという具合。

ただ、主演のジェマイン・クレメントが漂わす雰囲気がまたイイ按配にショボくれていて、そのハイセンスさを軽減させてくれています。

こんな感じで、ものすごく驚くようなトコは無いけれど、見て損する事も無いと思われる良作でした。

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」をクレメントと共に監督したタイカ・ワイティティが「マイティ・ソー」第三弾の監督らしいけど、大丈夫なんでしょうか?


※「マイティ・ソー」の前にワイティティがニュージーランドで撮った'Hunt for the Wilderpeople'の予告編

さよなら。いつかわかること [DVD]

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