マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え

マックスとヘラジカの大冒険 *クリスマスを救え* [DVD]

マックスとヘラジカの大冒険 *クリスマスを救え* [DVD]


映画『マックスとヘラジカの大冒険 *クリスマスを救え*』予告編

コレのサンプルを見てました。

原題は'Midden in De Winternacht'。ドイツの作家、アンドレアス・シュタインへーフェルの『ヘラジカがふってきた!』を実写映画化したクリスマスファンタジーです。サンタ役は国際的に活躍している「エンド・オブ・ザ・オーシャン」のデレク・デ・リントで、「LOFT 完全なる嘘」のイェロン・ファン・コニングスブルッヘがヘラジカの声を担当しています。スタッフはよく知らない人たち。

クリスマス間近の夜。孤独な少年マックスの家の納屋から大きな物音が! 何と巨大なヘラジカが空から降ってきたのだ! しかも人間の言葉を話すヘラジカは、サンタのソリを牽いているのはトナカイではなく自分だと言うのだが…。

ホントはサンタのソリの試験飛行担当だったヘラジカ。今回の墜落でクビになるのでは…と落ち込む始末。そんなマックスとヘラジカを、こましゃくれた妹キキとママが発見。しかし、近所に住む変人ハンター*1もヘラジカに目をつけて…という展開です。その後、サンタも“助け”に来るものの、ハンターのせいで今年のクリスマスが中止の危機に?!という流れ。

コレは楽しく出来てました。何と言っても、オッサンの声で普通に話しちゃうヘラジカを筆頭に、出て来るキャラが皆活き活きと描かれてるのが良い。特に、ヘラジカをあっさり受け入れちゃう女性陣がバイタリティ豊かで、そりゃ主人公の父親も家出しちゃうよなあ…という。

また、最終的には定番の、副題にもなってる“クリスマスを救え!”という流れになるんですが、そうなると父の家出以来しょげていた主人公にやっと出来た“友だち”であるヘラジカが去ってしまうワケで、それに対する逡巡をちゃんと見せてるのも良かったです。

難を挙げるなら、テンポが良いおかげで見ていて非常に楽しいんだけど、逆にそのせいで細々したエピソードがあっさり流されてしまってるトコかな。

ヘラジカがふってきた! (ハリネズミの本箱)

ヘラジカがふってきた! (ハリネズミの本箱)

Best Time of the Year

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  • Nick & Simon
  • ポップ
  • ¥250

Nick & Simon - Best Time Of The Year

※ED曲

*1:演じてるアルヤン・エーダーヴィーンは若い頃にチーチ&チョンの映画に出てるみたいです。