ヘイト・ユー・ギブ - ながら見日記・外伝

コレのサンプルを見てました。

原題も'The Hate U Give'。警官の誤射問題を題材にした全米ベストセラー小説『ザ・ヘイト・ユー・ギブあなたがくれた憎しみ』を映画化した社会派青春映画です。主演は「ダーケスト・マインド」に続いてアマンドラ・ステンバーグ。レジーナ・ホール、ラッセル・ホーンズビー、K・J・アパ、コモン、そしてアンソニー・マッキーが共演です。監督は「ロンゲスト・ライド」のジョージ・ティルマン・Jr。脚色が「僕のワンダフル・ライフ」のオードリー・ウェルズというのは少々意外。

アフリカ系が暮らす住宅街に住み続け、父親は街の小売店を成功させているものの、母の希望で生徒のほとんどが白人の名門校に通う１６歳の少女スター。異人種相手に取り繕い、彼氏にも本当の自分を見せられず悩んでいたスターは、街で開かれていたパーティで幼馴染のカリルと久々に再会する。だが、彼の車で自宅まで送って貰う最中、突然警官に停められたかと思うと、憤りと冗談半分の態度を取ったカリルは射殺されてしまい…。

で、この後は割りと予想出来る展開に終始。もちろんテーマはまさにアメリカで頻発している重要な問題だし、かなり描写が丁寧なので、見ていて面白いというか価値はある出来にはなってるんですけど、やっぱり130分超えの尺はちょっと長いなあと。

ただし、ラストのラストはかなり鮮烈でした。ま、原作通りの展開なのかも知れないけど。それと、単に白人は悪、黒人側は正義という単純な作りになってないのはサスガでした。

あと気になったのは、「エブリシング」はニック・ロビンソン、「ダーケスト・マインド」はハリス・ディキンソン、そして本作ではK・J・アパと、アマンドラ・ステンバーグの相手役がことごとくイケメン白人な事くらいですかね。