エリカ&パトリック事件簿 踊る骸


『エリカ&パトリック事件簿 踊る骸』予告編

コレのサンプルを見てました。レンタル版は3/2先行リリースです。

原題は'Tyskungen'(英題'The Hidden Child')。カミラ・レックバリの“エリカ&パトリック事件簿”シリーズの一篇を映画化、WOWOWでは「ヒドゥン・チャイルド 埋もれた真実」という別題で先行放映されたものを原作通りのタイトルにしてソフト化される、いわゆる北欧ミステリーです。キャストは今いち馴染みの無い人たち。監督もテレビがメインの人ですが、脚色を「イージーマネー」のマリア・カールソンが担当しています。

娘エリカが出産したばかりの孫娘を見舞った帰り、年老いた両親が自動車事故を起こし、急死してしまう。それから半年後、夫で刑事のパトリックや娘と共に両親が暮らした家に引っ越したエリカ。すると、自分がエリカの異父兄だと名乗る男が突然現れる。面食らったエリカだったが、家の整理の途中、若き日の母が記した日記が古びた勲章と共に見つかる。そんな時、“兄”が何者かに殺されたとの知らせが…。

こんな、やり過ぎだろ!という序盤から飛ばし捲りな展開。その後も、ヒロインが母の旧友を訪ねていく中で、悪い意味で2時間ドラマみたいなペースで次々に死体が!!

更には、母たちが戦時中レジスタンス活動に参加していて…と、ナチス絡みという正直よくある展開に。

それもあってか、話が中々前に進んでいってくれないような微妙な印象を受けました。

実は本作、2013年の作品。それも同じキャストで“エリカ&パトリック”のテレビシリーズが並行して作られていて、コレだけが劇場公開用?という不思議な作品。それでいて、原作はたんまりあるのに、その後続編が作られていないトコをみると、スウェーデン本国でもあまり評価されなかったのかしら?

演技や演出は手堅くはあるんですけどねえ。

踊る骸 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)

踊る骸 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)

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