グラウンド・デス
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2019/03/02
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グラウンド・デス
コレのサンプルを見てました。
原題は'Cutterhead'。デンマーク製(セリフは英語)のサスペンスドラマです。キャストのほとんどは馴染みがない人たちで、監督もコレが初長編という布陣。
コペンハーゲンでの地下鉄工事のPRを担当するリーは地下深く潜り、現場作業員たちを取材する。その最前線である掘削機の調整室にも立ち会ったリーだったが、突然警報が鳴ったかと思った瞬間、煙が湧き出した! リーは“ここで待っていてくれ”と助けを呼びに行った作業員の一人に言われ、狭い調整室に置き去りにされて…。
見る前は、ベタで安っぽい生き埋めスリラー程度に思ってたんですが、冒頭の撮り方は社会派ドキュメンタリーみたいなテイスト。現場作業員もクロアチアからの出稼ぎ人とアフリカ難民だし。
更に撮影場所が、おそらくは本物、もしくはそれに近い、ホントに狭苦しい作業場なのもあって、非常にリアル感ある作り。
で、そんな二人と高気圧の調整室、つまりは完全な密室に閉じ込められたヒロイン。そこで起こるのは水が!とか酸素が!とか高熱が!*1といった、まあありきたりなネタではあるんですが、前述のような作りなモンだから緊張感がかなり真に迫ってくる。
そして、クライマックスは色々あってジャケにあるような生き埋め状態に突入! ここも奇をてらった事はしてないんだけど、迫力がよく出てました。
全体的にはこじんまりした作りではあるんだけど、ソコソコの小品だと思います。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2013/08/24
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*1:コレは終盤スゴい事になるケド。