パスト&フューチャー 未来への警告
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2019/02/02
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パスト&フューチャー 未来への警告
コレのサンプルを見てました。
原題は'El aviso'(英題'The Warning')。Netflix製作(日本は未配信)のスペイン製スリラーなんですが、関わっている面子が中々スゴい。主演は「マーシュランド」「バンクラッシュ」のラウル・アレバロと「マッド・プロフェッサー」「コールド・スキン」のアウラ・ガリード。監督も「バンクラッシュ」のダニエル・カルパルソロ。どうやら原作小説があるらしいんですが、それを「ロスト・フロア」のパチ・アメスクア、「ザ・トランスポーター」のホルヘ・ゲリカエチェバァリア、「恐怖の人体研究所」のクリス・スパーリングという面々が寄って集って(w、脚色したという作品です。
2008年4月2日、夜。ガソリンスタンドに立ち寄ったジョンとダビッド。ダビッドが併設のコンビニに寄る間、ジョンは車で待っていたところ、突然走り込んだ車から降りた男が店舗内で発砲! ジョンが慌てて駆けつけるとダビッドは頭を撃たれて瀕死の重体に陥っていた。やがて、1976年4月12日、同じガソリンスタンドでそっくりの銃撃事件が起こっていた事を知るジョン。昏睡状態の親友の回復を待つ中、それが気になりだし、当時の関係者に話を聞きに行くと、何と1955年、そして1913年の4月12日でも似た事件が発生していた! しかも、全ての現場には53歳、42歳、32歳、21歳、そして10歳の人物がいた事まで符合していて…。
実は休職中の天才数学者だった主人公。この事実に精神を蝕まれながらものめり込み、遂には十年後の2018年4月12日に10歳の子供が死ぬという仮説にまでたどり着く!という展開。
で、ここまでは予告編である程度明かされているストーリーで、正直出来過ぎ、やり過ぎ感があるプロットだなあ…と思いながら見始めました。
ところが、本作はその本筋に、2018年、10歳の誕生日が間近のいじめられっ子少年とその母親の物語を交差させながら見せていく構成なのがミソ。
当然、前述の“被害者”になるであろう少年には、何者かからの“4月12日にガソリンスタンドに来たらお前は殺される”という警告が送られるんだけど、いじめに遭って絶望している彼は母親が止めるのも聞かず…という流れに。
ま、それでもストーリーのやり過ぎ感は拭え切れてはいない気はしますが、全編に緊迫感が漂っていて見ごたえのある出来にはなってました。
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