ナチスの愛したフェルメール - ながら見日記・外伝

原題は'Een echte Vermeer'（英題'A Real Vermeer'）。WOWOWで先行放映済みの、戦前から第二次世界大戦下のオランダでフェルメールの贋作を描いた画家ハン・ファン・メーヘレンの半生を描いた伝記映画です。監督のルドルフ・ファン・デン・ベルクと主演のユルン・スピッツエンベルハーは「ナチスの犬」と同じコンビ。

お話は贋作を描き、ナチスに協力した事で裁かれるところから回想に移り、贋作制作に至る過程をじっくり見せる作り。

ナチスの協力者扱いから騙してみせた英雄に一変、元々画家として評価されなかった事がきっかけの贋作作りによって手のひらを返したように…というエピソードは面白いケド、コレってファン・メーレヘンの半生が面白いワケで、映画としてそれ以上のモノは無い気がしました。

まあ、その辺を過不足無く見せているから伝記映画としてはアリなのかも知れません。