ローマンという名の男 信念の行方


『ローマンという名の男 ー信念の行方ー』2018年9月5日(水)Blu-ray&DVD発売/同日DVDレンタル開始

コレのサンプルを見てました。

原題は'Roman J. Israel, Esq.'。今年のアカデミー賞デンゼル・ワシントンが主演男優賞にノミネートされたヒューマンドラマです。共演はコリン・ファレル、カーメン・イジョゴ。監督・脚本は「ナイトクローラー」のダン・ギルロイです。

36年に渡り、人権派の弁護士事務所のスタッフとして所長のウィリアムを支えてきたローマン。だが、そのウィリアムが急に倒れ、仕方なく表舞台に立つ事に。しかも、ローマンも知らぬ間に事務所は赤字続きの状態に陥っていて、ウィリアムの家族は閉鎖を決めてしまう。事務所整理の代理人として雇われた、ウィリアムの弟子でもあるピアスは、相当な変わり者ながら弁護士としての才能は確かなローマンを自分の事務所に誘うが…。

典型的な儲け優先弁護士のピアスを嫌って独自の道を探る主人公。しかし、実情は厳しく、結局はピアスの下へ…という展開です。

チリチリパーマに分厚い眼鏡。体重も大幅に増量という、変人というだけでは済まされない、かなり複雑なキャラクターの主人公に対するアプローチをおこなったワシントンのビジュアル的インパクトが大!な作品。一方のファレルの方も、金の亡者というベタな悪役、とは言い切れない設定で、この名優二人の演技戦を見てるだけでも楽しめる作品です、一応は。

ただ、そういうキャラだからこそ、そっちに転がるのもわからんではないんだけど、それにしても中盤以降の急展開は、やっぱり急過ぎに感じられました。ここが、ワシントン主演作にしてはアメリカでの評価が低めだった原因でしょうなあ。

デンゼル・ワシントンなら、やっぱり日本でも十月公開予定の「イコライザー2」が楽しみ。でも、こっちも余り評価は芳しくありませんな。


映画『イコライザー2』予告(10月5日公開)

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