ヒラリー・スワンク ライフ

コレのサンプルを見てました。

原題は'Mary and Martha'。ヒラリー・スワンク主演のヒューマンドラマです。共演はブレンダ・ブレシン、サム・クラフリン、フランク・グリロ、そしてジェームズ・ウッズ! スタッフも、監督がフィリップ・ノイス、脚本がリチャード・カーティスという、TVムービーながら完全に劇場公開作級の布陣。

息子がイジメを受けていると知った途端、学校に抗議に乗り込み、更に自ら仕事を辞めて息子と二人で南アフリカに移住してしまったメイリー。だが、隣国のモザンビークに遠出をした際、息子はマラリアに掛かり、急死してしまう…。

ショックの余り、帰国したものの塞ぎこんでしまったヒロイン。再びモザンビークに向かうと、そこには自分と同じ様にマラリアで息子を亡くしたイギリス人の女性が…という流れ。

冒頭から、ヒラリー・スワンク演じるヒロインは、何でも周囲に相談もせず、独断で行動してしまう。それもほとんどが勝手な思い込み…。これにはちょっと辟易してしまいます。置いてきぼりにされた旦那が可哀想…。

で、そんな彼女も、ブレンダ・ブレシン演じるオバさんと触れ合う事で、あらためてアフリカの人々に向き合ったり…という、彼女の再生を描いた作品でした。

そして、現実と直に向き合い、今出来る事をやるというこのオバさんの存在のおかげで、お話的に救われてるようになっている。

また、最後まで見れば、ヒロインに対する不満やらナンやらも納得出来るように作ってあって、さすがにこのスタッフが作っただけはある、一介のTVムービーではないな、という出来でした。

フランク・グリロ出演作