キラー・サスペクト
- 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: DVD
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映画『キラー・サスペクト』予告編
コレのサンプルを見てました。
原題は'Monochrome'。英国製のスリラー映画です。主演は「ドリアン・グレイ」に出ていた(らしい)ジョー・ウッドコックというネエちゃんと、コスモ・ジャーヴィスという見知らぬアンちゃん。「処刑台の獣たち」のジェームズ・コスモも出演してます。監督・脚本のトム・ローズもコレが初長編のよう。
銀行からイギリス犯罪史上最大の横領事件を起こした男の恋人エマ。警察から追われ、ロンドンから名も知らぬ田舎町へ逃げた彼女は、老人画家の家に転がり込むが、正体を知った彼からペットのように扱われ、遂には殺してしまい…。
一方、彼女を追うブリティッシュ・クライム・エージェンシーは、一度は警察をクビになった極度の共感覚の持ち主ガブリエルを捜査官として雇って…という展開です。
で、カッコつけてんのにちっともカッコ良くない映像と、主人公二人のモノローグがダラダラ続く構成もなんだかなあ…なんですが、両方共にまるで設定にリアリティが無いのには参りました。
まず、発端の横領事件の見せ方があっさりし過ぎてるから、犯人の恋人がそこまで必死に逃げるのかもわかんない。
一方の捜査官も、共感覚はともかく、それが捜査にどう役に立つのかまるで伝わって来ないという。
最初の老人(コスモ)から始まる、逃亡先での連続殺人もタメが無くて、うまく見せられてないから全く盛り上がらないというね…。
こんな感じの、凡人が作った正真正銘の凡作でした。
mash1966.hatenadiary.com
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