ラスト・ボディガード
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2016/07/02
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Maryland avec Matthias Schoenaerts, Diane Kruger - Bande-Annonce
コレのサンプルを見てました。
原題は'Maryland'(別題'Disorder')。WOWOWで先行放映された、「クライム・ヒート」のマティアス・スーナールツ主演のサスペンスアクションです。共演はダイアン・クルーガー。監督・脚本は「博士と私の危険な関係」のアリス・ウィンクールです。
戦場での後遺症に苦しみ、軍から強制的に休養を言い渡されたヴァンサン。友人の誘いで、休みの間、レバノン人富豪の警護のバイトに就いた彼は、富豪が留守の間、単身彼の妻子を警護する事になったのだが…。
監督は女性だし(失礼)、役者も揃ってるし、何よりこの邦題だしで、ボディガードと富豪夫人が守り守られてる間に恋が〜みたいなヌルいヤツかと想像していたら…。
冒頭から虚ろな表情のままキレてしまう主人公。ボディガードに着いてからも、屋敷に鳴り響くテクノサウンド(音楽担当はゲサフェルスタイン)のベース音か、無線用のイヤホンのノイズか、はたまた主人公の妄想が産んだ耳鳴りなのか…という耳障りな音がずーっと続く異様な雰囲気。
で、守る対象がダイアン・クルーガーですから、案の定主人公はちょっとホの字に。しかし、必要以上に神経を尖らせ、当の奥さんにまで不気味がられる始末…と思ったら、何者かが彼らに襲い掛かる!!
この辺の流れは非常に上手く、色んな意味でスリリングでした。
その後の展開は、見る人それぞれの判断に委ねてる、という事かな? とりあえず見どころのある作品じゃないでしょうか。
「ラスト・ボディガード」、迷子になった子犬みたいな瞳のマティアス・スーナールツが見えない敵からダイアン・クルーガーとその息子を守り抜く…というシンプルな話なのにどこからどこまでが主人公のPTSDによる妄想なのか分からない不穏さ。ラストシーンは黒沢清のホラー映画かと思った。
— Cinemathejury(トリプルX) (@Cinemathejury) 2016年5月26日
Maryland Ost (with Mathias Schoenaerts) 2lp [12 inch Analog]
- アーティスト: Gesaffelstein
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『裸足の季節』予告編
※アリス・ウィンクール脚本作。本年度アカデミー外国語映画賞ノミネート。
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