ながら見日記・外伝

こっちはエログロ抜きで。

キッズ・レボリューション

キッズ・レボリューション [DVD]

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コレのサンプルを見てました。

原題は'Pojken med guldbyxorna'(英題'The Boy with the Golden Pants')。マックス・ルンドグレンの児童文学(未邦訳?)を映画化したファミリーアドベンチャーです。スタッフ、キャスト共に馴染みの無い顔ぶれで、知った顔は「ミレニアム」シリーズのアニカ・ハリンくらいかな?

夏休みに入って早々、ママが家出し、生活力の無いフリー記者のパパと二人暮らしするハメになった少年マッツ。友だちと墓地掃除のバイトも始めたのだが、ひょんな事から港で古びたパンツを発見する。何とこのパンツ、ポケットに手を入れると本物のお札が出て来る魔法のパンツだった! 同じ頃、全国の銀行から現金が消える事件が発生して…。

ガキンチョなので当然ニュースなんか見ず、大金を手にした主人公たちは豪遊を開始! 『ドラゴンボール』の新刊に始まって、スマホにプレステ、テーブルいっぱいのジャンクフード!

と、この辺までは可愛かったんですが、バイトを面倒クサがり、何とホームレスの爺様たちを雇って代わりにやらせてしまう! ソレを見ていたのは同僚で、父親がムショに入ってるパンク少女。見た目はコワイけど清い心の持ち主で主人公たちを咎める…と当然思ってたら、何とコイツも口止め料を要求! 何だコレ?! ホントに子供向けか?

流石に段々と怖くなってきて、心も荒み始めた主人公。さっきのホームレスのジイさんが大事に飼ってたワンちゃんを抱かせて貰って改心…するかと当然思ってたら、またしても現金で無理矢理奪ってしまう! 更にワンちゃんを追いかけたジイさんは車にはねられて入院! コレには反省した主人公。罪滅ぼしはというと、やっぱり豪華ホテルをサービス…ってダメじゃん!

そもそも、モロに現金がネタになってるだけで非常に生臭いワケです。しかも、北欧映画らしく、子供騙しじゃないしっかりした作りなのが、今回は生臭さに輪を掛ける事になってしまっていて、何ともイヤ〜な気分になる前半戦。

一応この後は、現金をホームレスや世界中の恵まれない人々への寄付にだけ使い始めた主人公たち。良い方に取れば、一部の富める者や金融機関だけが潤ってる今の世界経済に対するメッセージ、と取れなくはないかな?

お話は、魔法のパンツの元の持ち主が、主人公のパパがかねてから追っていた武器商人だった!という展開。この悪玉に主人公たちが追いかけられる流れなんですが、ここも子供向けとは思えないシリアスさでした。

こんな感じで、何とも不思議というか微妙な印象の作品でした。ぶっちゃけ子役ちゃんたちのルックスも微妙だったし…。映画としては真面目にしっかり作ってあるんですけどねえ。

ふしぎなにじと岩 (文研ブックランド)

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※原作者の翻訳本