T.I.M. ティム
- 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ
- 発売日: 2015/11/03
- メディア: DVD
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映画『T.I.M. -ティム-』予告編
コレのサンプルを見てました。
原題も'T.I.M.'。孤独な少年とオンボロロボットを主人公にしたファミリー向けのSFアドベンチャーです。スタッフ、キャストは全く知らない人たち。
孤独な少年ティボルにとって、ママが亡くなった時にパパが買ってきた中古の家政婦ロボット“ティム”が唯一の友だちだった。そんなティボルとティムは、ある日悪ガキたちにイジメられ、ティムは壊れてしまう。街の修理屋も投げ出すほどの年代モノで、元々故障続きだったティムをパパは捨て、新型ロボットを買ってきてしまう。慌てたティボルはリサイクル場にティムを探しに行って…。
ティムはメーカーのロゴも刻印されてない、ロボットブームのハシリとなった完全な初期型バージョンだった! そんな彼を直せるのは、北の森を抜けた海岸に立つ灯台に住むという開発者の“ロボット博士”だけと聞いた少年は、ティムを連れ出し、博士を探す旅に出る…という展開です。
まず目が行くのは、このCGがお手軽になった時代に着ぐるみ丸出しで、顔はグリーンディスプレイ、胸にはキーボード、画像をプリントアウトすればアスキーアート。動く時には“ウィ〜ン”ウィ〜ンと鳴り、電源を落とすと“プシュ〜ン”と音がする、ノスタルジックにも程がある“ティム”の姿。このセンス、自分等の世代は嬉しいけど、本来のお客さんであるお子ちゃまたちにはどう映るんだろう?
もちろんコレは狙ってやっている筈。全体的にもロボットが主役の話なのにSF感はほぼ皆無(しいて言えば主人公が住む団地の無機質さくらい)で、オンボロロボットと少年が野原を歩く姿は牧歌的で、ほとんどお伽話の世界。
そんなイイ感じの雰囲気が最後まで続く作品でした。TVムービーな分、スケール感は無いけど、逆にソレが幸いした気さえ。ラストも良いし、EDクレジットまで洒落てました。
- 作者: ゴルゴ松本
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 単行本
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